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スパッタリング装置
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 反射板のメッキ加工

 反射板の再メッキ

 車のヘッドライトの反射板が劣化してしまった場合

反射板下処理前 メッキが劣化し下地が見えてしまった反射板
反射板のメッキの金属はアルミです。アルミが腐食して下地が見えてしまっています。 下地の塗装は元々艶のあるものです。 その艶のある塗装の上に金属(アルミ)が乗るので艶のある反射の良いメッキになっています。 その下地の塗装の艶が無いので 下地の塗装も劣化している事がわかります。


 塗装を剥離して素材の地にする

反射板剥離作業 反射板が鉄であればブラスト処理で塗装やメッキと一緒に錆も除去します。 反射板が樹脂であれば剥離剤で塗装を除去しますが、剥離が難しい場合はペーパー等で手作業で剥離します。


 メッキ前の塗装を行う

反射板塗装 メッキをする前の塗装は素材とメッキの密着を助ける役割、メッキに光沢をもたせる役割等があります。 その塗装を行います。 この塗装は素材にあったもの、品物の使用目的、使用環境等で選定しています。 反射板の場合は主には耐熱温度がと光沢が必要になります。


 アルミスパッタリングメッキ

反射板メッキ作業 アルミスパッタリングメッキを行います。 大体の金属は光沢が出れば光を反射しやすい物質ですが、アルミは特に反射が良い金属になります。 その金属を真空中で適量飛ばし、品物に密着させます。


 トップコート(クリア塗装)

トップコート作業 トップコートを施します。クリア塗装ですがこれも適したものを使用します。 トップコートの役割は金属膜の腐食を防ぐ役割、傷防止等があります。


 完成

メッキ完成 トップコートを適切な温度で乾燥させたら全ての作業が完了です。 リフレクターの場合は1日ほど養生期間を置いてから梱包作業が可能です。


 ヘッドライト分解〜再メッキ〜組立まで

 ヘッドライトが分解できない人の為に分解から行います。

分解 分解 こちらのヘッドライトはレンズのみ外してお送りいただきました。 正面と裏側の構造を確認します。 リフレクターがどのように固定されているか隙間から確認しておきます。


 反射板を外す

分解 分解 反射板を外します。ここで旧い品物ですので樹脂が劣化して割れている場合があります。 クリップ類は割れてしまうと再生が困難です。割れてしまう事があるのでその場合はこちらにあるストックで何とかなればよいですが 有らない場合は中古品を探します。 反射板についている樹脂も外していきます。


 バルブベース等も外す

分解 分解 鉄の反射板にはバルブベースや、シェードがついている場合が多いです。 一部ついていないものもあります。 これも外しておきます。 シェードなどもメッキできますが、お客様と相談の結果今回は行いませんでした。


 再メッキ後は組み込み、完成

組立 再メッキが完了しましたら組み込みを行います。 完成です。


 カラワリからカラトジ

カラワリ

カラワリ こちらのヘッドライトは特殊で温度をかけて外すタイプではありませんでした。 かなり外すに困難でしたが無事にガラスレンズも割れずにカラワリ、分解。


再メッキ

カラワリ 再メッキが完了しましたのでカラトジ作業です。 レンズを清掃し、本体も清掃。 シール材を温度で剥がせないタイプの物を使い閉じます。


カラトジ

カラワリ 樹脂リフレクターです。 再メッキ加工完了



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